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辰巳窯では小石原の素材と薪窯にこだわってうつわを作っています。

土は小石原陶土と辰巳窯オリジナル荒土の2種類を使用。辰巳窯オリジナル荒土は窯主が自ら工房周辺の山に入り採取した土から作った陶土です。石などの不純物もそのままにしているので小石原陶土よりも無骨で味わい深い表情に仕上がります。


自然素材を使い製造工程は全て手作業のため、厳密にはひとつひとつサイズや色が異なります。二つとして同じものがないうつわをぜひ手に取って楽しんで頂ければ幸いです。また、手作業のため1点からのオーダーメイドを承る事ができます。日々の食卓に特別な1皿をいかがでしょうか。食器だけでなく、花器や小物、表札、洗面ボウル、赤ちゃんの手形プレートなど可能な限りご希望に合わせお作り致します。


窯は原始的で伝統的な薪窯を使いうつわを焼き上げています。窯焚きは成形、乾燥が終わったうつわの数が揃い次第行います。約2ヶ月に1度の頻度です。


辰巳窯では求める仕上がりに合わせて2つの窯を使い分けています。
窯が連なって階段状に並んでいる登り窯。明るめの色に仕上がり、たくさんのうつわを一度に焼き上げることが可能です。28時間かけて焼き上げます。
単室の窖窯(あながま)は渋い色に焼き上げたり、土や釉薬をより深い表情に仕上げる事ができる窯です。1点もののうつわを焼き上げる場合などに向いており、40時間かけて焼き上げます。

辰巳窯のうつわはこのようにひとつひとつ自然の素材ででき、自然の力をお借りして作っております。同じものはなく、素朴で少し無骨なうつわをぜひ、目で見て手で触ってその仕上がりを楽しんで頂ければと思います。